SKY WING
このブログは私の隠された秘密を爆発させるページです!!!まあ、つまり隠れオタクの自分のssやらレビューやらを書くページです。 現在は『なのは』・『らき☆すた』・『乃木坂春香の秘密』のSSを公開しています!!!!!
2008.12.25 (Thu)
みんなのめりー・くりすます
めりくりです!!
お久しぶりです!
最近、いろいろと忙しかったり、あいてる時間にゲームしまくったり、書こうとしてもなかなかタイピングの進まないKATANAです!
クリスマス記念…ということで昨日から書き始めたssようやく完成しました!
正直、駄作にもほどがあります!!
内容は最近、約一名以外クリアの終わったリトルバスターズのssです!
カップリングは
理樹×鈴
恭介×小毬
真人×クド
そして…!
佳奈多×葉留佳 …のつもりです
それと、先に謝っておきますが、うちの佳奈多は男です!!
何故かって、その方が萌え…ゴホッゴホッ、燃えるから!
更に恭介が変態です!くれぐれもご注意ください
以上を読んで、
は?かなたんは俺の嫁だ、勝手男にしてんじゃねぇよ糞が
とか
恭介は常にカッコいいから恭介なんだ!
とか
俺まだリトバスEXクリアしてねぇよorz
と思われる方は読まない方がいいと思います
ではそれでもいい方だけ下からどうぞ
メリークリスマス!!!
「?」
突如あがった今日という日を示す言葉に漢達は同時に振りかえる。
そして、ある者はその姿にドキマギし、ある者は「カメラ…カメラ…」と某メガネ君がごとく探し出し、ある者は突然筋トレを始め、ある者は説教しようと思ったものの言葉が出てこず口を金魚のようにパクパクさせ、ある者は目を逸らそうと努力するものの自分の欲望から首を動かせず、むんむん言っている。
彼らがこうなってしまった理由を説明するには、約1時間前からのことを説明する必要がある。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
一時間前と言ったが事の発端は、2週間前に遡る。
虚構世界が崩れ、全員が助かるという奇跡が起きてから、早くも半年がたった。
既に怪我をして入院した人も全員無事に退院し、近頃ではたまにその話題が出るかどうかといったレベルだ。
実際、なぜ全員が助かったのかは解明されていないが、奇跡を起こした張本人、直枝理樹と棗鈴は『全員が助かって良かった~』程度にしか考えていない。
リトルバスターズの他のメンバーも二人の起こした奇跡について知ってはいるが特別、煽てたり、騒ぎ立てたりせず、大人しく、静か…とは決して言えないが楽しい日々を送っている。
その事件が解決した後も、色々なことがあった。
再び虚構世界が発生し、笹瀬川佐々美がリトルバスターズに入部したり。
三枝家・二木家に無理矢理、決められた許婚と、葉留佳が結婚させられそうになり、リトルバスターズで家をぶち壊し、佳奈多が葉留佳と一緒に逃げ出したり。
ちなみに12月の頭に、テストを受けるために二人は帰ってきた。
恭介と小毬が付きあい始めたり。
真人とクドが最近怪しかったり。
などとあるがそれはまた、別の機会に…
ここまでアクティブな人間が揃ったリトルバスターズで、クリスマスパーティが行われるのはすでに必然。
だれが言い出したわけでもないが、既に各メンバーは来る日に向け各自準備を進めていた。
そして、正式に12月24日にクリスマスパーティを行うことが発表されたのが2週間前。
そこから、既に事件は起きていた。
一人の女性…に最も近い少女・来ヶ谷唯子によって…
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「ど、どうしたのさ?そ、その格好は?」
男子メンバーの中で今現在、最も冷静な判断の出来る理樹が漢達の代表として、幼馴染で、自らの恋人である棗鈴に現在の格好について尋ねる。
「に、にあってないか…?」
理樹にクリティカルヒット!
99999のダメージ!
理樹は倒れた!
「り、理樹!?」
鈴が倒れた理樹のもとに駆け寄る
「い、いや、大丈夫…。僕は強く生きていくと決めたんだから」
「そ、そうか」
さすがの鈴も引き気味だが、理樹は本題について持ち出す。
「それでその服は、いったいぜんたいどうしたのさ!?おかげでリトルバスターズの男メンバーが壊滅間近だよ!」
そう、今、リトルバスターズのメンバーの服はいつもの学校の制服ではなかった。
言うならば聖夜の制服。
サンタの格好だった…
「ふっふっふ、どうだ少年?」
横からサンタの格好をした来ヶ谷が悪戯をやりきった!という顔で理樹に話しかける。
彼女に合うサイズの制服がなかったのか、それともわざとなのか、少し服は小さめでただでさえ大きい胸が更に強調されている。
「どうだ…ってまさか!?」
「そのとおりさ。これは私の策略。私は女の子達の可愛らしい姿を堪能できて大満足。君たちも日頃、彼女にコスプレさせて~という欲求が満たされ大満足。
どうだ?完璧だろう?」
どうやら、少女たちの格好は来ヶ谷によるものらしい。
「欲求って…」
「なんだ、少年。見るだけでは満足できないか?今なら好きな子をお持ち帰りできるキャンペーン実施中だぞ?」
思わず、ありがとう!来ヶ谷さま!と地面に膝をついてお辞儀をしそうになる欲求を抑え、理樹はそのまま鈴の方へと振り返る。
すると突然、眩しい光が連続で目を襲う。
カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!
それと同時に凄い連続で写真のシャッターを押す音が聞こえる。
「ひゃ、ひゃ~あ?!」
…その音のする方向を向くと、恭介(21)がカメラを手に、目に見えないスピードでシャッターを切りまくっていた。主に小毬を中心に。
その小毬はあまりのスピードについていけず、それを追うどころかその場から動けなくなっている。
「止めんか!この馬鹿が!!」
ゲシッ
「ぐはっ…
…俺は一体、何を…」
どうやら無意識の行動だったようだ。
「小毬ちゃんが怖がっているだろう!謝れ!」
「べ、べつに大丈夫だよ~、鈴ちゃん」
「そうは行かない。ここで恭介の息の根を止めなければ、いずれ小毬ちゃんが…!」
「???」
「ほ、ほら恭介さんからも何か言ってくださいよぉ~」
「可愛いぞ、小毬」
「ふぇ?ふぇぇぇぇぇぇぇ!!?」
「似合っている」
「はうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?」
「さすがは俺の小毬だな」
「ほわわわわわわわわ!!?」
「愛しているぞ」
「ひうぅぅぅぅっぅぅぅぅぅ!!?」
既に、鈴は蚊帳の外だった。
にしても、恭介はあれを素で言いまくるのだから凄い。
おかげで小毬がすでに茹でダコ状態だ。
「そ、そうじゃなくって~」
「ん?何だ?」
「は、はぅぅ」
「ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!」
あの二人をずっと見ているのは失礼な気がして別の場所に目をやる。すると、クリスマスでみんなでパーティをやっているのに関わらず一人、暑苦しく汗をかきながら、筋肉トレーニングをする者がいた。
真人だ。
真人はああ見えて、可愛い恰好に弱いらしく、以前クドがメイド服を着て、メイドを演じていたときは三階から外に飛び出し、頭から地面に落ちたにかかわらず、校舎を何周も走っていた。
「わふー!?マサト汗びっしょりです?!」
「ふっ、ようクド公!ふっ、筋肉!」
「ど、どうしたんですか?!」
「ふっ、サボっていたらすぐに筋肉は衰えるからな!ふっ、日々鍛練あるのみだぜ!ふっ、筋肉!筋肉!」
「やぁ」
「あ、リキ。めりーくりすますです!」
「メリークリスマス、クド。ところで真人だけど」
「わふー…」
真人が筋トレに熱中しており、クドが若干、寂しそうだったので理樹はクドに秘策を伝え、その場を去っていった。
「マーサトっ!」
「ふっ、どうしたクド公!ふっ、一緒に筋トレでもしに来たか!ふっ、筋肉!」
真人は筋トレをしながら器用に、クドの方を向く。
そして、クドは先ほど理樹に教えてもらった秘策を実行する。
もともと短いスカートを見えると見えないのぎりぎりの線まで両手で持ち上げ!片足を若干後ろにやり!軽く頭を下げる!
そして!
「メリクリです♪マサト♪」
「うぉ…うおおっぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「わ、わふー?!」
まるで何らかのゲームのラスボスの雄たけびのような声をあげ、真人はバランスを失い壁に激突していた。
「(21)YYYYYYYYYY!!!!!」
「こ、これはヤバすぎるだろう…!」
他にも、大打撃を受けている人物が約2名ほどいたが一人はすぐ近くにいた少女により口にお菓子を顎が外れるほど詰められ、行動不能にされ。
一人は大勢の猫によりその行動が止められていた。
彼女たちも強くなったものだ…
「理樹」
「あっ、謙吾」
理樹が何となく、
筋トレを止め、食事をしようと肉を皿に載せていく真人にそれでは健康面がダメダメだと説教されていながらも二人ともどこか幸せそうな横顔を見ながら、
お菓子を摘まんでいると横から謙吾が話しかけてきた。
「いいのか?」
「何が?」
「何が…ってお前なぁ、まだあ(ry」
「な、直枝理樹!」
少し前まで、謙吾のことが好き好き言っていた姿はどこに行ったのか笹瀬川が謙吾の声を遮り、理樹の名前を大声で呼ぶ。
「笹瀬川さん、メリークリスマス」
「何、今頃何もなかったような顔をして普通に挨拶をしていますの?!」
「え?何が?」
「何が…ってあなた!パーティが始まってから、この私に挨拶もせず、筋肉などを見つめて何が楽しいんですの?!」
「ごめん。でも、笹瀬川さんもよく似合ってるね。その格好」
「あぅ、くっ、なっ、…お、覚えてなさい!直枝理樹!」
そう叫ぶと、彼女は暴食暴飲を始め、その後を続くように謙吾が
「何だ、大食い大会か!負けんぞ!」
と、笹瀬川と同じように暴食を始め、喉に詰まらせて苦しそうにしていたがそこは中略。
「直枝さん」
「あ、西園さんもメリークリスマス」
「メリークリスマスです」
そのような光景を眺めていると、今度は西園が話しかけてきた。
「直枝さん、少しこれをはおって頂けませんか?」
「?別にいいけど」
挨拶もほどほどに、西園に突然、ジャケットのようなものを渡される。
そして、それをはおると…
「えい」
「うわっ!?」
突然、西園に張り手をされ、思わず後ろによろめく。
「おっと、大丈夫か理樹?」
そこをその方面にいた恭介支えられ体制を取り戻す
「う、うん、なんとか」
カシャ
「…ご協力ありがとうございます。これで、来年も戦えそうです」
「そ、そう良かったね」
西園と出会ってから、もう結構経つが彼らには未だ、彼女の行動理由は分からない。
というか分かってしまった日にはリトルバスターズはきっと粉々に崩壊してしまうだろう。
ふと、理樹が周りを見渡す。先ほどから何だかいつもより静かだ…と思うと、何故か佳奈多と葉留佳の姿がどこにもなかった。
どうしたのだろうかと、周りを探していると
ガラッ
ドアが開き、葉留佳が慌てて入ってくる。
続いて佳奈多が走って、部屋の中に入ってくる。
「葉留佳!」
「ひぃん!勘弁して~!」
葉留佳は来ヶ谷の背中に隠れると、来ヶ谷を楯にするようにして佳奈多に立ち向かう
「どうしたんだ、葉留佳くん?インスピレーションの溜まり過ぎた佳奈多くんにパーティが終わるのを待てずに、『いただきまーすっ!ひゃっほーい!』って襲いかかられたか?」
「そんなことしていません!」
葉留佳ではなく、佳奈多が答える。但し顔を真っ赤にしながら
「始まって1分と経たない内に、おにいちゃんに部屋に連れていて行かれたと思ったら、そんな格好ははしたないから、長袖・長ズボンに着替えろって言うんですヨ!」
まあ、確か葉留佳のスカートはほかのメンバーと比べ若干短くしているようだが十分に許容範囲のレベルだろう。
「ま、まだ結婚もしていない婦女子がそんな格好をするんじゃない!」
「えー、今日くらいいいじゃん」
「ダメだ!しかも今日だけじゃなくて葉留佳はいつもそれに似たような格好をしているだろう!」
「うっ…で、でも、それなら今日だっていいじゃん!」
「それでもダメだ!」
「まぁまぁ、落ち着きたまえ。『葉留佳は俺のもんだ。他の男共は一切、俺の葉留佳を見んじゃねぇ』って気持ちは分かったが、今日は一年に一度のクリスマスだ。少しくらいの無礼講はいいだろう」
「なっ!」
「ほらほら」
「ひゃん!あ、姉御?!ちょ、ちょっとストップっすヨ!」
瞬間移動がごとく来ヶ谷が葉留佳の後ろに回ると、わざと佳奈多の前で葉留佳の胸を揉みしだき始めた。
「ぶっ!」
どうやら今度こそ佳奈多は行動不能になったようだった。
「理樹!」
「!?」
突然、首が絞まるような感覚と共に、鈴の声がして、廊下に引きずり出される
「ゴホッ、ゴホッ…どうしたのさ、鈴」
「な、何でもない」
「何でもないって」
思わず苦笑をしてしまう。
そう言えば、と理樹は思い出す。
<に、にあってないか…?>
確か先ほど、鈴にそう聞かれ自分は大打撃を受けただけで、何も言っていなかったということに…
「鈴」
「ん?何だ?」
「メリークリスマス、とっても良く似合ってるよ。僕の鈴…」
と、鈴の小さく可愛らしい唇に触れるだけのキスをする
「なっ!!?う~、あ~、その、
なんだ…す…す…」
「す、なに?」
分かっているくせにわざと聞く。
最近の理樹がSに目覚めたということはまだ鈴しか知れない秘密である…
「す…すきやき定食498円」
「おいしそうだね。それで?」
「す…す…す…すきだ」
「うん、僕も好きだよ鈴」
「ふ、ふにゃー!」
再びキスしようと、手を伸ばしてくる理樹の手を払いのけ、皆の待つ会場へと走り去っていく。
そして、小毬にくっつき、慰めてもらっている。
過去の鈴からは決して想像もつかない姿だ。
それだったら、僕も少しずつだって変わっていこう。
このメンバーは、リトルバスターズは永遠だ。
きっと守っていこう。
「それじゃあ、みんな!!
第一回、リトルバスターズ・クリスマスパーティを開催するよ!!!」
「いぃぃぃーーーやぁぁぁーーーほぉぉぉーーー!!!!!」
「今日は朝まで筋肉フィーバーだぁぁぁ!!」
「背中の猫が叫びをあげる!!轟き叫べと俺を呼ぶ!!やっほー、リトルバスターズ最高!!!」
「お菓子も食べきれないくらいあるよ~」
「わふー、クリスマスふぃーばーですー、わふー」
「ふっ、お姉さんも今日は暴れるぞ?覚悟はいいか?」
「新リーダー・直枝×旧リーダー・棗…いいです」
「おーっほっほっほ!私の料理、とくと堪能なさい!」
「いぇい!!食べて飲んで暴れまくるぞー!おー!」
「リトルバスターズ…なかなかに面白いな…」
「理樹」
「うん、行こうか鈴」
みんなと一緒に。
いつまでも、どこまでも
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
初めて書いたリトバスss。いかがでしたでしょうか?
ほとんどインスピレーションに任せて書き綴りました。
ところで…男版・佳奈多、あんまりキャラが出てませんでしたねOTL
なんというのか、
彼には葉留佳を護る、騎士的な存在であってほしいという勝手な僕の妄想ですw
これからもリトバスを書く際には佳奈多(♂)が出てきます。
お気を付けください
とりあえず
佳奈多ルート・男編
↓
佳奈多×葉留佳、逃避行編
↓
佳奈多×葉留佳、ドキドキ二人暮らし編
的な感じで書いていこうと思っています
では、また会える日を楽しみにしています
See You Again !
お久しぶりです!
最近、いろいろと忙しかったり、あいてる時間にゲームしまくったり、書こうとしてもなかなかタイピングの進まないKATANAです!
クリスマス記念…ということで昨日から書き始めたssようやく完成しました!
正直、駄作にもほどがあります!!
内容は最近、約一名以外クリアの終わったリトルバスターズのssです!
カップリングは
理樹×鈴
恭介×小毬
真人×クド
そして…!
佳奈多×葉留佳 …のつもりです
それと、先に謝っておきますが、うちの佳奈多は男です!!
何故かって、その方が萌え…ゴホッゴホッ、燃えるから!
更に恭介が変態です!くれぐれもご注意ください
以上を読んで、
は?かなたんは俺の嫁だ、勝手男にしてんじゃねぇよ糞が
とか
恭介は常にカッコいいから恭介なんだ!
とか
俺まだリトバスEXクリアしてねぇよorz
と思われる方は読まない方がいいと思います
ではそれでもいい方だけ下からどうぞ
【More・・・】
メリークリスマス!!!
「?」
突如あがった今日という日を示す言葉に漢達は同時に振りかえる。
そして、ある者はその姿にドキマギし、ある者は「カメラ…カメラ…」と某メガネ君がごとく探し出し、ある者は突然筋トレを始め、ある者は説教しようと思ったものの言葉が出てこず口を金魚のようにパクパクさせ、ある者は目を逸らそうと努力するものの自分の欲望から首を動かせず、むんむん言っている。
彼らがこうなってしまった理由を説明するには、約1時間前からのことを説明する必要がある。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
一時間前と言ったが事の発端は、2週間前に遡る。
虚構世界が崩れ、全員が助かるという奇跡が起きてから、早くも半年がたった。
既に怪我をして入院した人も全員無事に退院し、近頃ではたまにその話題が出るかどうかといったレベルだ。
実際、なぜ全員が助かったのかは解明されていないが、奇跡を起こした張本人、直枝理樹と棗鈴は『全員が助かって良かった~』程度にしか考えていない。
リトルバスターズの他のメンバーも二人の起こした奇跡について知ってはいるが特別、煽てたり、騒ぎ立てたりせず、大人しく、静か…とは決して言えないが楽しい日々を送っている。
その事件が解決した後も、色々なことがあった。
再び虚構世界が発生し、笹瀬川佐々美がリトルバスターズに入部したり。
三枝家・二木家に無理矢理、決められた許婚と、葉留佳が結婚させられそうになり、リトルバスターズで家をぶち壊し、佳奈多が葉留佳と一緒に逃げ出したり。
ちなみに12月の頭に、テストを受けるために二人は帰ってきた。
恭介と小毬が付きあい始めたり。
真人とクドが最近怪しかったり。
などとあるがそれはまた、別の機会に…
ここまでアクティブな人間が揃ったリトルバスターズで、クリスマスパーティが行われるのはすでに必然。
だれが言い出したわけでもないが、既に各メンバーは来る日に向け各自準備を進めていた。
そして、正式に12月24日にクリスマスパーティを行うことが発表されたのが2週間前。
そこから、既に事件は起きていた。
一人の女性…に最も近い少女・来ヶ谷唯子によって…
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「ど、どうしたのさ?そ、その格好は?」
男子メンバーの中で今現在、最も冷静な判断の出来る理樹が漢達の代表として、幼馴染で、自らの恋人である棗鈴に現在の格好について尋ねる。
「に、にあってないか…?」
理樹にクリティカルヒット!
99999のダメージ!
理樹は倒れた!
「り、理樹!?」
鈴が倒れた理樹のもとに駆け寄る
「い、いや、大丈夫…。僕は強く生きていくと決めたんだから」
「そ、そうか」
さすがの鈴も引き気味だが、理樹は本題について持ち出す。
「それでその服は、いったいぜんたいどうしたのさ!?おかげでリトルバスターズの男メンバーが壊滅間近だよ!」
そう、今、リトルバスターズのメンバーの服はいつもの学校の制服ではなかった。
言うならば聖夜の制服。
サンタの格好だった…
「ふっふっふ、どうだ少年?」
横からサンタの格好をした来ヶ谷が悪戯をやりきった!という顔で理樹に話しかける。
彼女に合うサイズの制服がなかったのか、それともわざとなのか、少し服は小さめでただでさえ大きい胸が更に強調されている。
「どうだ…ってまさか!?」
「そのとおりさ。これは私の策略。私は女の子達の可愛らしい姿を堪能できて大満足。君たちも日頃、彼女にコスプレさせて~という欲求が満たされ大満足。
どうだ?完璧だろう?」
どうやら、少女たちの格好は来ヶ谷によるものらしい。
「欲求って…」
「なんだ、少年。見るだけでは満足できないか?今なら好きな子をお持ち帰りできるキャンペーン実施中だぞ?」
思わず、ありがとう!来ヶ谷さま!と地面に膝をついてお辞儀をしそうになる欲求を抑え、理樹はそのまま鈴の方へと振り返る。
すると突然、眩しい光が連続で目を襲う。
カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!
それと同時に凄い連続で写真のシャッターを押す音が聞こえる。
「ひゃ、ひゃ~あ?!」
…その音のする方向を向くと、恭介(21)がカメラを手に、目に見えないスピードでシャッターを切りまくっていた。主に小毬を中心に。
その小毬はあまりのスピードについていけず、それを追うどころかその場から動けなくなっている。
「止めんか!この馬鹿が!!」
ゲシッ
「ぐはっ…
…俺は一体、何を…」
どうやら無意識の行動だったようだ。
「小毬ちゃんが怖がっているだろう!謝れ!」
「べ、べつに大丈夫だよ~、鈴ちゃん」
「そうは行かない。ここで恭介の息の根を止めなければ、いずれ小毬ちゃんが…!」
「???」
「ほ、ほら恭介さんからも何か言ってくださいよぉ~」
「可愛いぞ、小毬」
「ふぇ?ふぇぇぇぇぇぇぇ!!?」
「似合っている」
「はうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?」
「さすがは俺の小毬だな」
「ほわわわわわわわわ!!?」
「愛しているぞ」
「ひうぅぅぅぅっぅぅぅぅぅ!!?」
既に、鈴は蚊帳の外だった。
にしても、恭介はあれを素で言いまくるのだから凄い。
おかげで小毬がすでに茹でダコ状態だ。
「そ、そうじゃなくって~」
「ん?何だ?」
「は、はぅぅ」
「ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!ふっ、筋肉!」
あの二人をずっと見ているのは失礼な気がして別の場所に目をやる。すると、クリスマスでみんなでパーティをやっているのに関わらず一人、暑苦しく汗をかきながら、筋肉トレーニングをする者がいた。
真人だ。
真人はああ見えて、可愛い恰好に弱いらしく、以前クドがメイド服を着て、メイドを演じていたときは三階から外に飛び出し、頭から地面に落ちたにかかわらず、校舎を何周も走っていた。
「わふー!?マサト汗びっしょりです?!」
「ふっ、ようクド公!ふっ、筋肉!」
「ど、どうしたんですか?!」
「ふっ、サボっていたらすぐに筋肉は衰えるからな!ふっ、日々鍛練あるのみだぜ!ふっ、筋肉!筋肉!」
「やぁ」
「あ、リキ。めりーくりすますです!」
「メリークリスマス、クド。ところで真人だけど」
「わふー…」
真人が筋トレに熱中しており、クドが若干、寂しそうだったので理樹はクドに秘策を伝え、その場を去っていった。
「マーサトっ!」
「ふっ、どうしたクド公!ふっ、一緒に筋トレでもしに来たか!ふっ、筋肉!」
真人は筋トレをしながら器用に、クドの方を向く。
そして、クドは先ほど理樹に教えてもらった秘策を実行する。
もともと短いスカートを見えると見えないのぎりぎりの線まで両手で持ち上げ!片足を若干後ろにやり!軽く頭を下げる!
そして!
「メリクリです♪マサト♪」
「うぉ…うおおっぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「わ、わふー?!」
まるで何らかのゲームのラスボスの雄たけびのような声をあげ、真人はバランスを失い壁に激突していた。
「(21)YYYYYYYYYY!!!!!」
「こ、これはヤバすぎるだろう…!」
他にも、大打撃を受けている人物が約2名ほどいたが一人はすぐ近くにいた少女により口にお菓子を顎が外れるほど詰められ、行動不能にされ。
一人は大勢の猫によりその行動が止められていた。
彼女たちも強くなったものだ…
「理樹」
「あっ、謙吾」
理樹が何となく、
筋トレを止め、食事をしようと肉を皿に載せていく真人にそれでは健康面がダメダメだと説教されていながらも二人ともどこか幸せそうな横顔を見ながら、
お菓子を摘まんでいると横から謙吾が話しかけてきた。
「いいのか?」
「何が?」
「何が…ってお前なぁ、まだあ(ry」
「な、直枝理樹!」
少し前まで、謙吾のことが好き好き言っていた姿はどこに行ったのか笹瀬川が謙吾の声を遮り、理樹の名前を大声で呼ぶ。
「笹瀬川さん、メリークリスマス」
「何、今頃何もなかったような顔をして普通に挨拶をしていますの?!」
「え?何が?」
「何が…ってあなた!パーティが始まってから、この私に挨拶もせず、筋肉などを見つめて何が楽しいんですの?!」
「ごめん。でも、笹瀬川さんもよく似合ってるね。その格好」
「あぅ、くっ、なっ、…お、覚えてなさい!直枝理樹!」
そう叫ぶと、彼女は暴食暴飲を始め、その後を続くように謙吾が
「何だ、大食い大会か!負けんぞ!」
と、笹瀬川と同じように暴食を始め、喉に詰まらせて苦しそうにしていたがそこは中略。
「直枝さん」
「あ、西園さんもメリークリスマス」
「メリークリスマスです」
そのような光景を眺めていると、今度は西園が話しかけてきた。
「直枝さん、少しこれをはおって頂けませんか?」
「?別にいいけど」
挨拶もほどほどに、西園に突然、ジャケットのようなものを渡される。
そして、それをはおると…
「えい」
「うわっ!?」
突然、西園に張り手をされ、思わず後ろによろめく。
「おっと、大丈夫か理樹?」
そこをその方面にいた恭介支えられ体制を取り戻す
「う、うん、なんとか」
カシャ
「…ご協力ありがとうございます。これで、来年も戦えそうです」
「そ、そう良かったね」
西園と出会ってから、もう結構経つが彼らには未だ、彼女の行動理由は分からない。
というか分かってしまった日にはリトルバスターズはきっと粉々に崩壊してしまうだろう。
ふと、理樹が周りを見渡す。先ほどから何だかいつもより静かだ…と思うと、何故か佳奈多と葉留佳の姿がどこにもなかった。
どうしたのだろうかと、周りを探していると
ガラッ
ドアが開き、葉留佳が慌てて入ってくる。
続いて佳奈多が走って、部屋の中に入ってくる。
「葉留佳!」
「ひぃん!勘弁して~!」
葉留佳は来ヶ谷の背中に隠れると、来ヶ谷を楯にするようにして佳奈多に立ち向かう
「どうしたんだ、葉留佳くん?インスピレーションの溜まり過ぎた佳奈多くんにパーティが終わるのを待てずに、『いただきまーすっ!ひゃっほーい!』って襲いかかられたか?」
「そんなことしていません!」
葉留佳ではなく、佳奈多が答える。但し顔を真っ赤にしながら
「始まって1分と経たない内に、おにいちゃんに部屋に連れていて行かれたと思ったら、そんな格好ははしたないから、長袖・長ズボンに着替えろって言うんですヨ!」
まあ、確か葉留佳のスカートはほかのメンバーと比べ若干短くしているようだが十分に許容範囲のレベルだろう。
「ま、まだ結婚もしていない婦女子がそんな格好をするんじゃない!」
「えー、今日くらいいいじゃん」
「ダメだ!しかも今日だけじゃなくて葉留佳はいつもそれに似たような格好をしているだろう!」
「うっ…で、でも、それなら今日だっていいじゃん!」
「それでもダメだ!」
「まぁまぁ、落ち着きたまえ。『葉留佳は俺のもんだ。他の男共は一切、俺の葉留佳を見んじゃねぇ』って気持ちは分かったが、今日は一年に一度のクリスマスだ。少しくらいの無礼講はいいだろう」
「なっ!」
「ほらほら」
「ひゃん!あ、姉御?!ちょ、ちょっとストップっすヨ!」
瞬間移動がごとく来ヶ谷が葉留佳の後ろに回ると、わざと佳奈多の前で葉留佳の胸を揉みしだき始めた。
「ぶっ!」
どうやら今度こそ佳奈多は行動不能になったようだった。
「理樹!」
「!?」
突然、首が絞まるような感覚と共に、鈴の声がして、廊下に引きずり出される
「ゴホッ、ゴホッ…どうしたのさ、鈴」
「な、何でもない」
「何でもないって」
思わず苦笑をしてしまう。
そう言えば、と理樹は思い出す。
<に、にあってないか…?>
確か先ほど、鈴にそう聞かれ自分は大打撃を受けただけで、何も言っていなかったということに…
「鈴」
「ん?何だ?」
「メリークリスマス、とっても良く似合ってるよ。僕の鈴…」
と、鈴の小さく可愛らしい唇に触れるだけのキスをする
「なっ!!?う~、あ~、その、
なんだ…す…す…」
「す、なに?」
分かっているくせにわざと聞く。
最近の理樹がSに目覚めたということはまだ鈴しか知れない秘密である…
「す…すきやき定食498円」
「おいしそうだね。それで?」
「す…す…す…すきだ」
「うん、僕も好きだよ鈴」
「ふ、ふにゃー!」
再びキスしようと、手を伸ばしてくる理樹の手を払いのけ、皆の待つ会場へと走り去っていく。
そして、小毬にくっつき、慰めてもらっている。
過去の鈴からは決して想像もつかない姿だ。
それだったら、僕も少しずつだって変わっていこう。
このメンバーは、リトルバスターズは永遠だ。
きっと守っていこう。
「それじゃあ、みんな!!
第一回、リトルバスターズ・クリスマスパーティを開催するよ!!!」
「いぃぃぃーーーやぁぁぁーーーほぉぉぉーーー!!!!!」
「今日は朝まで筋肉フィーバーだぁぁぁ!!」
「背中の猫が叫びをあげる!!轟き叫べと俺を呼ぶ!!やっほー、リトルバスターズ最高!!!」
「お菓子も食べきれないくらいあるよ~」
「わふー、クリスマスふぃーばーですー、わふー」
「ふっ、お姉さんも今日は暴れるぞ?覚悟はいいか?」
「新リーダー・直枝×旧リーダー・棗…いいです」
「おーっほっほっほ!私の料理、とくと堪能なさい!」
「いぇい!!食べて飲んで暴れまくるぞー!おー!」
「リトルバスターズ…なかなかに面白いな…」
「理樹」
「うん、行こうか鈴」
みんなと一緒に。
いつまでも、どこまでも
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初めて書いたリトバスss。いかがでしたでしょうか?
ほとんどインスピレーションに任せて書き綴りました。
ところで…男版・佳奈多、あんまりキャラが出てませんでしたねOTL
なんというのか、
彼には葉留佳を護る、騎士的な存在であってほしいという勝手な僕の妄想ですw
これからもリトバスを書く際には佳奈多(♂)が出てきます。
お気を付けください
とりあえず
佳奈多ルート・男編
↓
佳奈多×葉留佳、逃避行編
↓
佳奈多×葉留佳、ドキドキ二人暮らし編
的な感じで書いていこうと思っています
では、また会える日を楽しみにしています
See You Again !
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2012/10/24(水) 16:18:58 |
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恭こま!恭こま!
佳奈多ルート楽しみです!いつまでも待ってます!