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2007.10.06 (Sat)

なのはss -小さな体に大きな想い- 

私は決して叶うことない恋をしている。どう足掻いても、どう泣き叫んでも叶うことのない恋。それでもあきらめきれなくて、親子という関係でそばにいる。それを『私』は気付いているんだろうか。叶うとでも思っているのだろうか。それともまだ気付いていないだけなのだろうか。分からない・・・。でも、これだけは言える。ダメだと分かっていても、誰が無理だと言っても、決してあきらめたくないって私も『私』もきっとそう思っている。
「なのは・・・さん」

小さな体に大きな想い

【More・・・】


「ただいまぁー!」
「あっ、おかえりヴィヴィオ」
 六課が解散し、再びなのはとフェイトは部署がバラバラになった。それはつまりどちらかがヴィヴィオを預かると言うことで、親二人は悩んだ。結果的にヴィヴィオは聖王教会の小学校に入ることを望み、ヴィヴィオはなのはが預かることになった。フェイトは「自分も一緒に住む!」と言ったが多数の人の反対によりその意見は却下となり泣く泣くというか、啼き苦しみながら新しい部署へと配属されていった。
「ママー今日のおやつなに~?」
「何だと思う~?」
「んーとねキャラメルミルク!」
「くすっ、ホントにヴィヴィオはあれが好きだね。でも残念、今日はねクッキーでした!」
「わぁ!」
二人は本来、聖王教会の者しか使用することの出来ない寮で生活している。近くにマンションでも借りようかと考えていたなのはであったがカリムの厚意により、特別に住まわせてもらうことになった。そこならばなのはが仕事の時も安心であり、ヴィヴィオも学校に通いやすい。それになのはが長期で仕事に行くときもここならばアルフたちが来てくれやすい。
だが最近はできるだけ近くの仕事や日帰りができるを最優先に選んでいるため、昔と比べたら家にいる時間も結構多い。とは言ってもあくまで昔と比べて、というだけだ。なのはの指導は大変人気がある。そのため、やはりというべきかこの様にヴィヴィオと触れ合える時間は多いとは言えない。それはヴィヴィオも幼心ながら分かっているので寂しがることはない。外面、はだが。
「ヴィヴィオが学校に行ってる間にフェイトママが届けてくれたんだよ。さっきまでいたんだけど、残念だったね」
「うん、ざんね~ん。フェイトママにも会いたかったな」
「ふふっ、また会いに来るって言ってたから今度は会えたらいいね」
「うんっ!」
「それじゃあお茶入れてくるから手を洗って待っててね」
「はーい」
しかしヴィヴィオはいくら寂しくても声に出すことは無い。なのはが大変なのは分かっていることであるし、何よりなのははどんな時でもこの二人の家に、自分のところに帰ってくると分かっているからだ。

「じゃあ、ヴィヴィオ。ちゃんと歯を磨いて、早く寝るんだよ?あと、歯を磨いたあとはお菓子食べたらダメだからね。それと」
「ママ、大丈夫だよ。早く行かないとお仕事遅れちゃうよ?」
「え?あっ!もうこんな時間!?ごめんねヴィヴィオ、ちゃんと鍵閉めるんだよ?それじゃあ、いってきまぁす!」
「うん、いってらっしゃぁい!」
この日はとある世界でロストロギアが発見され、少々力のある者が必要と言うことでなのはがその世界に行くことになった。ご飯は食べ、お風呂にも入った後だったのでよかったのだが、さすがに夜にヴィヴィオを一人にするのはなのはもそして、きっとヴィヴィオも怖いことなので行くかどうか戸惑ってしまったが、何かが起こってからでは遅いので結局、行くことにした。

それからおよそ一時間後、ヴィヴィオは約束どおりドアの鍵を閉め、歯を磨き、夜更かしせずにベッドに入った。現在はすぅ、すぅと可愛らしく寝息を立てながら眠りについている。しかし、その目にはうっすらと涙の跡が残っている。ヴィヴィオは自分でも気付かないうちに寂しさから涙を流していたらしい。
「まま・・・」
そして、愛しき人の名を寝言で呼ぶと同時にヴィヴィオの体が輝きだし、着ていたパジャマが分解され、体が大きくなり、バリアジャケットが展開される。
輝きが収まりだしたとき、ベッドの上にいたのは小さな女の子ではなくあの時、ゆりかご内部でスカリエッティに操られなのはと戦ったあの姿だった。

「また・・・か」
ベッドから起き上がり、思考をめぐらせる。どうやらまた、この姿になってしまったらしい。あの事件以来、これで何度目だろうか?
あの事件が終わりを告げ、自分も無事に子供の姿に戻ることができた。しかし、たまに気が付いたらこの姿になってしまっている。おそらく、『私』が無意識のうちに何かのスイッチでも入れてしまっているんだろうがどのタイミングなのか、どの場所でなのか、いつなのかなど全然つかめぬまま、ただ小さい『私』に全てを委ねる。幸い、誰かの前でこのような姿になったことは無い。だが別にこの姿にならなくてもいい。むしろ二度となりたくなんて無かった。あの人の、なのはさんのことを考えてしまうから・・・。
起き上がり時計を見る。9:30。本来ならば子供は寝る時間だ。しかしまったく眠くもない。テレビをつけても、どうせ知らない人がバカなことをしているだけだ。本は、この姿になったとき一度読んだが『私』用の本ならば幼すぎるし、なのはさん用の本ならば難しすぎる。そのため、この姿になったとしても特にすることがない。
とりあえずいつも通り、ベランダに出て月を見上げる。
「なのはさん・・・」
今日、フェイトママがなのはさんを訪ねてきたらしい。『私』は気付いていないけど私は嫉妬している。おやつの時間ずっと、フェイトママの話だった。悔しかった。
フェイトママが私と同じようになのはさんのことが好きなのは私から見ても分かっている。なのはさんもそのような感情はあるにしろ、ないにしろ彼女のことを大切な存在だと思っている。きっとフェイトママは彼女の心の大部分を占めているんだろう。
他にもあんまり会ったことは無いけどはやてさんやヴィータさん達、スバルさん達。私は少しでも彼女の心の中に入れているんだろうか。
時々、なのはさんが遠くに行ってしまいそうで・・・すごく怖い。私は思い出こそは無いがずっと昔に生まれ、今を生きている。本当の家族はもういない。でも、なのはさんが私の本当の家族なるって、私のことを守ってくれるって言ってくれて嬉しかった。だけど寂しかった。私は所詮、彼女に守られる存在。彼女を守る存在にはなれない。
でも、私は知っている。
私はあと数時間もすれば無邪気で無力な存在に戻る。それは、この恋の可能性がゼロになるということ。この恋が叶わないのは分かっている。あきらめなくちゃいけないのは分かっている。でも、彼女の声を聞くたび、彼女に抱きしめられるたび、彼女の笑顔を見るたびにますます惹かれている自分がいる。
「くっ・・・」
考えれば考えるほど苦しくなってきた。ちょっと夜風にでも当たりに行こう。
さすがにこのBJのままでは怪しまれるのでなのはさんの服をちょっと借りることにした。クローゼットに近づき適当な服を見繕う。ファッションとかそういうのはどうでもいいので、自分の体に合うものを。なのはさんはそれほど背が高いほうではないので、今の私でも着れるようなものばかりだ。にしても・・・まだたしか十代の女の人ってこんなに服少ないものなのかな?それとも、なのはさんだから?まあ、なのはさんだったらどんな服を着ても似合うと思うけど・・・。
「もうちょっとおしゃれに気を使ったら?」
くすっ
誰もいないのにまるでなのはさんに尋ねるように問いかける自分に苦笑する。そこで自分にちょうどよさそうなシャツとジーンズがあったのでバリアジャケットを解除し、それを身にまとう。泥坊みたいでとちょっと罪悪感を感じたけど、体中がなのはさんに包まれているようで暖かかった・・・。

それから念のためにベッドに大きめのぬいぐるみを突込み、なのはさんの腕時計といつも持たされている家の鍵を持ち、鍵を閉め、家の外に出る。
「涼しい・・・」
ベランダでもちゃんと風は当たるけどやっぱりこっちの方が涼しいな。どうせだからちょっと空でも飛んでみようか、と考えたがこの姿で誰かに見られたらまずいので止めておく。

「こんばんわ」
!?見られた!?
「こ、こんばんわ」
大丈夫だ。会ったことのない人だ。このままに2・3言交わしてここを去ろう。
「綺麗な夜ですね」
「はい・・・」
なんだかのんびりした人だ。今まで会ったことのないような・・・
「あなたはお散歩ですか?」
「はい、ちょっと涼みに、あなたも?」
「いえ、私はちょっとした待ち合わせです」
「こんな時間に?」
「はい・・・ずっと待ってるんです」
「ずっとっていつから?」
「もう、三年経ったかしら」
「三年も!?」
この人・・・うわさに聞く幽霊!?
「ふふっ、幽霊さんじゃないですよ」
「え!?」
心が読まれた?
「あなた、顔に出やすいですね」
「顔に・・・出てましたか?」
「ええ、それはもうはっきりと。さっきの何か思いつめた顔も。もし私でよかったら相談に乗りますよ?」
「・・・」
この人だったら多分話しても大丈夫だろう。
「叶わない、恋をしているんです。その人はとっても強い人で、優しい人で、でも儚くて、消えてしまいそうで・・・私が護ってあげたいけど、その人は私よりもずっと強くて、もう護ってくれる人も何人もいて・・・私がどう足掻いても、どう泣き叫んでもその人には追いつけなくて・・・ただその人に護られていることしかできなくて・・・」
「・・・そう」
「・・・」
「ちょっと私の話をさせてもらいますね」
「・・・はい」
「私は、自分で言うのも何なんですがこれでも結構、良家のお嬢様だったんですよ。でも親の引いたレールを歩いているだけの自分が嫌で、嫌で、嫌で逃げ出してしまった。だけど何も分からないまま、外に出ても何も出来るはずがなかった。料理も一切作れなかったし、自分でお金を出して買い物をするなんてしたことなかったんですよ。おかしいでしょう?そんなある日、さすがに空腹で倒れてしまって・・・そのときはもうダメかな、って思いました。そのとき助けてくれた人がいたんです。決して白馬に乗った王子様でも、勇者様でもなくて一人の時空管理局員。でもとても優しくて、暖かい人でした」
でした?
「だから私も知らず知らずのうちに彼に惹かれてしまっていて、恋に落ちたんだ、って気づきました。だけど私にはそれを伝える勇気がなくて後回し、後回しにしていました。そして三年前、急に彼に大きな任務がまわってきて・・・その任務は本当に危険なものだから、帰ってこれるか分からなかった・・・。でも彼は私にこう言って行ってしまったの」
<俺はこれから戦いに行くわけじゃない。人を護りに行くんだ。だから君は俺を信じていてくれ。そしたらきっと頑張れる、君の元に帰ってこれるから>
「って・・・。私には彼を助けることは出来ない。でも、彼を信じることは出来る。だから私は信じて待っているの。だって、彼は約束を破った事が一度もない人ですもの・・・」
「・・・」
「あなたは?」
「え?」
「あなたはその人のことを信じてあげていますか?」
「・・・」
「今はまだ、あなたに力がないのだったら・・・その人のことを信じて、信じて、信じ抜いて、それでいつの日かその人の背中に追いついたとき、その人を支えてあげることができたのなら、きっと今度はあなたがその人のことを護ってあげられるではないでしょうか」
「・・・」
「あ。す、すみません。何か偉そうなこと言ってしまって」
「いえ、ありがとうございました。私、頑張ってみることにします。いつかあの人の背中に追いつくように」
「・・・はい、頑張ってください。そうだ私、今あそこの店で洋食屋さんをやってるんですよ。よろしかったら一度食べに来てください」
「はい、本当にありがとうございました」

家に帰るとなのはさんがベッドの上でぐっすり寝ていた。私が置いておいたぬいぐるみを抱きながら。念のためとはいえ置いておいてよかった。
「・・・時間がかかるって言ってたくせに」
きっと『私』のことを思ってなのはさんの全力全開でがんばってきたんだろうな・・・。
今の私は弱い。何もすることが出来ない、そう思っていた。でも、違うんだ。これまで私は彼女を勝手に心配して、自分の弱さを嘆いているだけだった。彼女を護ることができなくても信じることはできる。今の自分に何も出来なくても、いつか彼女の背中に追いつく努力はできる。
!もしかして『私』はそう考えて今の、学校に入ったんじゃ!?って、そんなわけないよね。でも、まだ気づいていなくてもきっといつかは気づくよね。私の想いに・・・
「なのはさん・・・いつか護ってみせるよ。あなたの飛ぶ空を。あなたを・・・」
そして、私は可愛らしくぬいぐるみ抱きながら眠るなのはさんの頬にそっと口づけをするとなのはさんの隣に寝転がり、再び眠りについていった





おまけ

「んー、よく寝た・・・」
昨日、って言うか今日か・・・はヴィヴィオのために急ぎすぎちゃったから少し疲れたなぁ。
「あれ?」
なんで私、ヴィヴィオのぬいぐるみ抱いて寝てるんだろ?
その本来の持ち主のヴィヴィオは何か私の服をぶかぶかにして着て、寝てるし。
「なんで?」

ちゃんちゃん♪












あとがき・・・という名の言い訳

やってしまった・・・!!!ヴィヴィなのもどき・・・!!!!!しかも駄文!!!!!!!
まだ作ってはいないんですが近々web拍手を付ける予定です。それにこの話のちょっとした続きっぽいものを載せるようなのでよろしかったらそちらもどうぞ。ではでは、皆さんとまた会える日を楽しみにしてますm(_ _)m
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テーマ : 魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル : アニメ・コミック

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